井の頭弁財天
その起源は古く、平安時代中期に伝教大師作の弁財天女像を安置するためこの地に建てたお堂であるとされます。その後源平合戦の頃、源頼朝が東国平定を祈願、大願成就ののち改築され、鎌倉時代末期、新田義貞と北条泰家との対戦の兵火で弁財天は焼失。
数百年の間放置された後、江戸幕府三代将軍徳川家光により再建されたといわれます。
大盛寺
井の頭弁財天の横の階段を少し上がったところに、弁財天の別当寺(本坊)の大盛寺が建っています。
老翁の頭部を持つ宇賀神
その前には、体を蛇に巻き付けられた老人の像がありました。 宇賀神です。
宇賀神は、日本で中世以降信仰された神で、比叡山延暦寺の教学に取り入れられ、弁才天と習合あるいは合体したとされます。
そのため、宇賀弁才天とも呼ばれ、しばしば弁才天の頭頂部に小さく乗っています。その際鳥居が添えられることも多いようです。
もし、弁天さんを見る機会があったら、その頭の上に宇賀神が乗っていないかどうか、注意して見てみて下さい。
我々は何気なく、何の疑問も抱かずに通りすぎていますが、考えてみればどんな小さな物、どんな目立たない物にも由緒、由来があるのは当然ですね。そうして見ると蛇に巻きつけられた像など Why not? ですよね。
ヒンズー教の神々に似たところがありますね。
井の頭公園にこんなに見るところがあるとは思いませんでした。蛇に巻かれている宇賀神像、初めてです。弁天堂も赤くてきれいですね。今度弁天様を見る機会があったら頭のてっぺん、絶対見てみます。
tennisさん、Why not? というフレーズのニュアンスがよくわかりません。この次教えて下さい!
Choti & Berry さん、ヒンズー教で、ナーガというのでしょうか?奇数頭を持つ蛇神がありますね。
これを見てちょっと思い出しました。
美大さん、蛇に巻かれている、というより、これは竜神なのかも知れませんね!?
竜神といえば、江ノ島の弁天さんのダンナさんは竜神さん ですよね。
竜神を弁財天は一体なんです。